農業研究本部

バレイショ育成系統のカップ検定法によるジャガイモシストセンチュウ抵抗性判定基準の設定

小野寺鶴将

道総研農試集報.108,1-7 (2024)
 

 バレイショの新品種育成において,カップ検定法により育成系統のジャガイモシストセンチュウ抵抗性の有無を判別するための基準を設定した。検定条件として,供試系統の種いもを250mlカップに1 個ずつ納め,これにセンチュウ卵密度を乾燥土壌1g あたり100 卵に調整した土壌を加える。供試系統あたり6 反復とする。室温において根の伸長に適した土壌水分を保ち,培養をおよそ2 ヶ月間行った後にカップ外面から観察し,雌成虫着生数がカップあたり平均1 個未満となった場合に抵抗性と判定できる。
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