農業研究本部

水稲糯品種に出現する粳について

芽野 三男、田北 辰雄、三好 一夫、長谷川 繁雄

北海道立農試集報.2,98-100 (1958)

1.水稲糯品種の粳粒出現に関し種々の調査をおこなった。
2.糯品種中に出現する異型個体は大部分粳粒出現の原因となることがあきらかである。
3.「雪糯」の場合長芒長稈型異型の出現が非常に多い。
4.異型個体は次代において文理して糯と粳を生ずるかまたはキセニヤを示す。
5.糯玄米を種子として使用した場合粳粒出現率を低下させるための効果が大きいことが認められた。
6.農家の栽培品種の調査では最高10%に近い混入が認められた。


全文(PDF)