農業研究本部

北見地方の麦類に対する窒素施用量増加にともなう反応
第3報 春播食用大麦・醸造用大麦

長谷部 俊雄

北海道立農試集報.18,48-58 (1968)

 前報の秋播小麦・春播小麦に引続いて春播大麦の窒素用量試験が行なわれた。  供試品種としては、食用大麦の「アカンムギ」と醸造大麦の「春星」が用いられ、 窒素施用量の増加にともなう生育・収量・窒素ならびに無機要素の吸収について品種間に違いが認められた。とくに「春星」は醸造原料として利用され、蛋白質含有率が低く、しかも豊満で均一なものが望まれるので窒素の適量も他の麦類とは異なった 観点からの考察が必要とされた。


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