水稲品種の低温発芽性と初期生育との関係
第3報 初期分けつ性との関係
佐々木 多喜雄、山崎 信弘
北海道立農試集報.22,1-9 (1970)
低温発芽性の大きい品種は、低節位の分けつ割合が高く高節位の分けつ割合が低い傾向であった。この傾向は、寒冷地の湛水直播栽培において発芽・苗立ちの安定後速やかに必要茎数を確保する点で有利なことである。しかし、分けつ節位は品種の草型とも強い関係にあることが認められたので、発芽の安定と初期分けつの確保上からいえ ば、低温発芽性が大きく、かつ穂数型品種を選ぶことが当をえているものと考えられる。
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