堆肥を施用した放牧地における牧草の採食性

佐竹　芳世、中村　克己

北海道立農試集報．77，53-58 (1999)

　家畜糞尿のリサイクル利用の一層の推進を図るため、放牧地における堆肥の施用量及び施用後の入牧時期が採食性に及ぼす影響について検討した。放牧地における堆肥の春施用では10a当たり4t以下の施用量で採食性の低下は小さかった,しかし,実際の施用に当たっては堆肥から牧草に供給されるカリの成分量を考慮して,10a当たり2t以下とする。また,1回目の入牧時期は施用後30日目が適当と考えられた。

→ 全文（PDF）