農業研究本部

スイカ炭そ病

炭そ病(カビによる)

1.症状の特徴

1) 葉には円形または長楕円形で暗褐色の病斑が生じ、徐々に輪紋状に広がる。

2) 葉部の病斑には裂け目ができることもある

2.観察のポイント

1) 病斑は、マグネシウム欠乏症状(「葉巻き炭そ」とも呼ばれる)に類似している。

2) 炭そ病では葉脈上にも輪紋状の病斑が広がるのに対し、マグネシウム欠乏の褐色斑点は葉脈間でのみ広がり、葉脈は緑色を保つことから、両者を区別できる。

暗褐色の病斑

  

写真36 円形または長楕円形の暗褐色の病斑を生じ、しだいに輪紋状に広がる。葉脈も侵して裂け目ができる。
この病斑はマグネシウム欠乏症状に類似するが、マグネシウム欠乏では葉脈間にのみ褐色斑点が広がり、葉脈は緑色を保つことから区別できる。