【指導参考事項】
1. 課題の分類  酪農(機械)
2. 研究課題名  ヘイタワ−の利用試験
3. 期 間  昭和47〜49年
4. 担 当  道立中央農試
5. 予算区分  道費
6. 協力分担  道立十勝農試

7. 目 的
 ヘイタワ−利用の可能性を検討し、導入上の指針とする。

8. 試験研究方法
 1) 試験期日 昭和47〜49年
 2)  〃     更別村小谷牧場、別海町共和牧場
 3) 供試機   メンバ−タイプヘイタワ−<100t積>
 4) 試験要素 つみこみ草の限界水分、通風量、通気方法、乾燥特性、作業体系

9. 結果の概要・要約
 1) つみこみ草の含水率が40%をこえるとカビの発生、通風時間が増加する。30〜40%まで予乾する必要がある。
 2) ファンは風量800m3/min、静圧100mmAgであった。
 3) 更別および別海の地方においては、加熱する必要がある。
 4) 平均の乾草の密度は140〜150kg/m3であった。
 5) 平均減水量は1.8kg/hr-ton、6.8kg/lであった。
 6) ピックアップワゴン(往復3km)1サイクルは1時間であった。1日の最大つみこみ量はワゴン10台8トンである。また、つみこみ時、多人数を要しておりブロアへ均一に投入できるダンプボックスが必要である。(昭和48年度)

10. 主要成果の具体的数字

 図1 械体概略図

 図2 昭和47年度


 図3 昭和48年度


 図4 昭和49年度


11. 今後の問題点
 自動つみこみ装置の開発の取り出し・運搬・給餌機械の開発