７．目的
　　型枠苗を育苗する場合の播種量と苗素質の関係および本田の活着、生育収量について検討する。

８．試験研究方法
　（１）　試験年度：昭和48・49年　　　　（２）　供試品種：ゆうなみ
　（３）　播 種 量 ：150mL　　200mL/枠当り
　（４）　施 肥 法 ：型枠内床土は無肥料、置床は新育苗2号　　1kg/㎡
　（５）　播 種 期 ：48年・4月21日　　　49年・4月25日

９．結果の概要・要約
　（１）　播種量によって移植時の葉数、乾物重に大差は認められないが、茎数では48年に150mL/枠が優り、49年では差がなかった。
　　　　　成苗に比べると葉数では大差は認められないが、乾物重と茎数ではやゝ劣る。しかし簡易マット苗に比べると葉数は優った。
　（２）　活着性について150mL/枠播が200mL/枠播よりやや優る傾向を示したが、成苗または簡易マット苗に比べるとやや劣った。
　（３）　田植機の株当り植本数は150mL/枠播は4本以下となり200mL/枠播より劣るので、切断面積の改善が望ましい。
　（４）　活着性と初期生育の向上が望まれる型枠苗の播種量は150mL/枠が適当と思考される。

１０．主要成果の具体的数字

（１）　移植時の苗素質

（２）　活着性（冷水かけ流しによる）