成績概要書(2007年1月作成)
研究課題:鉄付着防止暗渠土管の閉塞軽減効果
     (新機能付加型暗渠排水用土管の実用化)

担当部署:中央農試環境保全部農業環境科
協力分担:なし
予算区分:受託(民間)
研究期間:2004〜2006年度(平成16〜18年度)

 

1 目的
 酸化鉄の付着を防止する機能を持つ暗渠排水用土管の閉塞軽減効果を明らかにする。

 

2 方法
1)暗渠管への沈積物の実態調査
 北海道内各地の253圃場で、暗渠管内の沈積厚を測定し、沈積物を区分した。
2)鉄付着防止暗渠土管の閉塞軽減効果
 (1)材料:カルシウム材添加割合5, 10, 20, 30 %(重量比率)。
 (2)理化学特性調査:平板素焼きタイルの破砕強度、pH、全カルシウム含量、屋外暴露放置後の亀裂状況。
 (3)鉄付着防止調査:埋設暗渠管内に試験タイルを6ヶ月間挿入し、鉄付着状況と鉄酸化細菌の有無を調査した。
3)現地実証試験
 (1)供試土管:鉄付着防止暗渠土管(