急速乾乳と持続性抗生剤による乾乳期乳腺の細菌感染の予防 | |||||||
【 要約 】 乾乳時に持続性抗生剤を乳房に注入することで、乾乳期初期の乳腺の新規細菌感染を半減できる。また、乾乳前の乳量が多い場合、漸減乾乳法を行なった群に比べて急速乾乳法を行なった群は乾乳後2〜3週時における乳腺の抗菌作用の発現が強い傾向を示す。 | |||||||
北海道立根釧農業試験場・研究部・酪農第二科 | 連絡先 | 01537-2-2004 | |||||
部会名 | 畜産・草地(家畜) | 専門 | 診断予防 | 対象 | 家畜類 | 分類 | 指導 |
【 背景・ねらい 】
分娩時の乳房炎は発生が多く、経済的な損失も大きいことから、その防除は大きな課題となっている。経産牛での分娩時の乳房炎の発生原因は、産次を越えた持続性の感染、乾乳期間中に新たに発生した感染、さらには、分娩前後に新たに発生した感染などである。
これらのうち乾乳期間中の新たな感染を予防し分娩時の乳房炎を低減するとされている乾乳時の持続性抗生剤の乳房注入効果、さらには、乾乳期乳腺の抗菌作用への乾乳条件の影響について検討した。
【 成果の内容・特徴 】
【 成果の活用面・留意点 】
【 その他 】
研究課題名 | : | 低コスト・高品質牛乳生産のための乳牛飼養管理技術の開発 北海道草地酪農地帯における高品質牛乳生産技術の開発 1.風味等の優れた牛乳生産技術の開発 (1)管理法の改善による衛生的乳質向上技術に関する試験 |
予算区分 | : | 国補(緊急開発) |
研究期間 | : | 平成元年〜平成5年度 |
研究担当者 | : | 高橋雅信・塚本 達・扇 勉・山田 渥・芹川 慎・八田忠雄 |
研究論文等 | : |