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酪農試験場

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根釧農試 研究通信 第11号 2002年3月

平成13年度の気象


 

平成12年11月から平成13年10月までの気象経過は次の通りでした。(図省略) 

《寒候期(11月~4月)》 

 気温は平年に比べ低く推移しました。特に11月下旬、1月中旬、2月中旬は平年に比べて4℃以上も低く、寒い日が続きました。また、12月下旬、1月上旬に降雨が見られたのも特徴的でした。その後、圃場表面に溜まった水が凍結し、春先に牧草がパッチ状に枯れる被害がみられました。土壌凍結深と積雪深は平年並みでした。


《暖候期(5月~10月)》

 気温は5月中旬、6月下旬をのぞき概ね平年並みか低く推移し、5月~10月の積算気温では平年に比べ153℃低くなりました。特に5月上旬、8月上旬は平年に比べ3℃以上も低い気温でした。降水量は台風の影響で9月中旬に100mmを超えた以外は平年に比べ少なく推移しました。特に5月中下旬、8月上中旬、9月下旬、10月下旬は平年より20mm以上少なく、干ばつ気味に推移しました。


《牧草の生育》 

 根釧農試で発行している「平成13年度作況報告」牧草・採草型では、1番草は冬期間の冬損、生育期間全般にわたる干ばつ、萌芽期前後(5月上旬)、生殖生長期(6月中旬)の低温などにより不良、2番草は生育期間全般にわたる低温、干ばつなどによりやや不良となり、年間では不良と判断されました。

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