農業研究本部へ

畜産試験場

平成29年度研究成果


平成29年度北海道農業試験会議(成績会議)畜産部会提出課題 
畜産試験場関係


詳細はこちらから

課題名 判定 成績の要約
バケツによる容積重設定と切返しによる牛ふん堆肥化過程における有害微生物リスクの低減 指導参考 乳牛ふんとオガクズの混合物を25Lバケツで計量し、温暖期では12.5kg(容積重0.50kg/L)、寒冷期は9.5kg(0.38kg/L)以下であれば、堆積物内の最高温度は55℃以上に上昇し、有害微生物は概ね不検出となる。表面と床面では生残するため3回以上切返し、堆積物全体を高温に曝す必要がある。
草地における難防除雑草「ハルガヤ」の生育特性と低減対策 指導参考 ハルガヤは種子生産が非常に早くかつ多い。また、埋土種子の出芽も長期にわたるため短期的な根絶は困難で、更新後も再発生のリスクが高い。低減には埋土種子対策の輪作、播種当年種子を結実させず適期に播種床処理する更新法、競合力が強くアレロパシー感受性の低い草種の選択および適切な施肥による維持管理が有効である。
チモシー新品種候補「北見33 号」 普及奨励 「北見33号」は、主として年3 回刈り採草地への導入により、収量性の向上と草地植生の維持・改善を通じて、北海道草地における良質な自給粗飼料の生産性向上に貢献することが期待される。