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栽培水産試験場

餌料の開発

イカ内臓を用いた養魚用高機能性飼料の開発(共同研究機関:工業試験場,釧路水産試験場,東京海洋大学)

研究の概要

本研究は、工業試験場、釧路水産試験場、東京海洋大学、当水試の4機関が共同で行います。栽培水試では、イカ内臓飼料の養魚用飼料としての有効性に関する実証試験を担当します。

研究の背景

イカ内臓は、遊離アミノ酸や高度不飽和脂肪酸などを多く含む優れた有機質資源です。しかし、重金属を含有し、大量処理技術の開発の障害となっています。

イカ内臓飼料作成メーカーが今後5年以内に事業からの撤退を表明しました。そのため、イカ内臓の養魚用飼料としての技術化に関する要望が、水産加工組合や市町村から強く出されています。

研究の目的

本研究では、イカ内臓から有効利用の障害となる重金属を除去し、有機資源化する技術の開発、重金属除去処理後のイカ内臓の養魚用飼料への加工技術の開発、そして養魚用飼料としての有効性を確認するための実証試験等を行い、これらを組み合わせてイカ内臓のリサイクルシステムの確立を図ります。

研究の内容

お問い合わせ先

調査研究部 管理増殖グループ

  • 住所:〒051-0013 北海道室蘭市舟見町1丁目156番3号
  • 電話番号: 0143-22-2320(代表)