森林研究本部へ

林産試験場

4-11 エゾマツ樹葉の植物生理活性

4-11 エゾマツ樹葉の植物生理活性
平成5~6年

害虫や病原菌から動いて逃れられない植物は,自ら発する化学物質でこれらに抵抗します。植物生理的に生み出されたこれらの物質は少量で,選択的,特異的に生物的な応答を引き出します。植物由来の,殺虫,殺菌作用,さらには植物の発芽や生長抑制,あるいは促進作用の高い天然物質を用いて,人為的に農作物を保護,生育を制御することができれば,環境に優しい農作物の栽培法になり得ます。本研究は,北海道に蓄積量の多いエゾマツ,アカエゾマツ などトウヒ属針葉成分の生理活性,薬理活性を調べ,その活性物質を明らかにするとともに,樹葉の新規用途の開発を目的としました。概要のみですが,関連する文献を以下に示します。

林産試験場の平成5年度試験研究業務の概要
林産試験場報  466号 1994年 7月

林産試験場の平成6年度試験研究成果の概要
林産試験場報  472号 1995年 7月