木ざいはおもにセルロース、ヘミセルロース、リグニンという3つのせいぶんでできています。
木ざいを鉄筋(てっきん)コンクリートにたとえると、セルロースが鉄筋、リグニンがコンクリート、ヘミセルロースはそれらをつなぐ針金(はりがね)の役わりをしています。
リグニンには体をささえるほかにも、、木ざいをくさりにくくする役わりもあり、リグニンのおかげで木は長生きすることができます。リグニンを取りのぞくと、木ざいは分解しやすくなります。
木ざいの主なせいぶんであるセルロース、ヘミセルロース、リグニンは、どれも炭素(たんそ)・水素(すいそ)・酸素(さんそ)を組み合わせてできたもの。
木ざいはもやしても、体に良くないガスなどが出ません。
木ざいはクリーンなざいりょうとして、古くから現在(げんざい)までねんりょうとして使われています。
木にはセルロース、ヘミセルロース、リグニンの3つの成分以外に、かおりや色を出す成分がふくまれています。
その中で、森のかおりのもとであるフィトンチッドは、人の血圧(けつあつ)を下げたり、脈(みゃく)を落ち着かせたりする効果があると言われています。