では、森林をりようするときに、どんなくふうをしたらよいのでしょうか?
たとえば、樹木(じゅもく)を伐(き)った後、何もせずにそこをほったらかしにしておいたら、樹木は生えてこないかもしれません。
ですから、ちゃんと樹木が育つように、種をまいたり木のなえを植えたりして、手入れを行います。
一度に広い面積(めんせき)の森林を切り開いてしまったら、そこに住む生き物たちのすみかや食べ物がなくなってしまいます。
また、大雨がふれば、土砂(どしゃ)が流れ出るかもしれません。
ですから、そのようなことが起こらないように森林の切り開き方をくふうします。
焼畑(やきはた)農業をする場合でも、焼きはらう森林は、ひつような分だけにするべきですし、使い終わった農地は森林にもどすどりょくが必要です。
また、森林ではなかった土地に木を植え、森林をふやすのも大事なことでしょう。
森林をりようするときのくふうは、たくさんあります。
わたしたちは多くのくふうをして、森林をりようしながら森林を守り育てていかなければなりません。
これができれば、わたしたちはいつまでも森林からのめぐみを受けることができるでしょう。