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マメコガネ

マメコガネ

写真1 成虫。美唄、ハマナス。2005/7/8。

被害の特徴
樹 種 広葉樹、草本。
部 位 葉・花(成虫による被害)、根(幼虫による被害)。
時 期 6月~8月(成虫加害時期)、通年(幼虫加害時期、冬季を除く)。
状 態 葉・花が食べられる。食害部位に成虫がいる(写真1)。
芝が枯れる。土中に幼虫がいる。
成 虫 体長9~10mm。触角はくの字状。
幼 虫 コガネムシ科の幼虫はC字型、全体一様に色が淡い;触角はくの字状に近い、大アゴは強大、胸脚はくの字状。

和名  マメコガネ

学名   Popillia japonica

分類  コウチュウ目(鞘翅目)Coleoptera、コガネムシ科Scarabaeidae


形態  幼虫については文献1964に記載されている。

生態  成虫は、ブドウ、バラ、クリ、サクラ、フジ、ニセアカシア、ハギなどの葉を食べる。バラ、ハマナス、ハギ、フジでは花も食べられる
 年1回発生。幼虫越冬。春に地中で蛹になる。蛹は6~7月に成虫になる。天気の良い日に葉や花に群がり食害する。

分布  北海道・本州・四国・九州。

防除   成虫を捕殺する。


文献
[1964] 後閑暢夫, 1964. 森林害虫としてのコガネムシ類. 森林防疫ニュース, 13: 46-51.

2011/3/31