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林業試験場

簡易チェックシートによる天然林へのシカの影響評価

簡易チェックシートによる天然林へのエゾシカの影響評価

北海道森林管理局「エゾシカの立木食害等が天然更新等に与える影響調査」において、2014年度に実施された簡易チェックシートによる調査の結果に基づき、エゾシカの影響を点数化しました。

林道から一歩林内に入って周囲を観察し、つぎの項目について、あてはまる選択肢をチェックしてください。

[計算]ボタンをクリックすると、点数が表示されます。






この場所でのエゾシカの影響度は /100点です。
点数が高いほど、エゾシカの影響が強いことを示します。

【参考】

点数

森林の状態

53点以上

ササや稚樹が食害を受けるなど、かなり強い影響が出ていると思われます。

33~52点

エゾシカによる強い影響が出てきているようです。

13~32点

エゾシカの痕跡はみられますが、強い影響は生じていません。

12点以下

エゾシカの影響はほとんど無いようです。


この評価方法は、開発途上です。forestry@hro.or.jpまで、ご意見、ご感想をお寄せください。

【点数の算出方法】
2014年度に全道の天然林で記録された1,537件の簡易チェックシートのデータをもとに、多重対応分析によって求めたスコアを、0~100点に換算しました。
計算方法について、詳しくは下記の文献を参照してください。

  • 明石信廣・藤田真人・渡辺修・宇野裕之・荻原裕 (2013) 簡易なチェックシートによるエゾシカの天然林への影響評価. 日本森林学会誌 95:259-266.
    <PDFダウンロード(J-STAGE),2437KB>

【全道の調査結果】
北海道森林管理局、北海道水産林務部、北海道立総合研究機構等が調査した結果は、「エゾシカによる天然林への影響評価」として下記にて公表されています(どちらのサイトも、内容は同じです)。