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工業試験場

技術支援成果8/情報通信・エレクトロニクス・メカトロニクス関連技術

技術支援成果8/情報通信・エレクトロニクス・メカトロニクス関連技術
短期実用化
画像処理による道産カラマツ材格付け評価システム
Development of Grading System for Japanese Larch from Hokkaido using Image Processing
情報システム部  髙橋 裕之・飯島 俊匡

■支援の背景

北海道のカラマツ林は、人工林面積のほぼ3割を占めており、現在、成熟期を迎え、伐採により生産される丸太(素材)量の増加が見込まれ、その中で大径材の比率が高いことが予想されています。  カラマツ材は、パレット・梱包材などの産業用途や集成材・合板などの建築用途としての需要が確立されています。しかし、大径材の生産量が増す状況において、より付加価値の高い無垢材の建築材利用が進んでいません。これは、カラマツ材が乾燥後に「ねじれ」を生じることに起因します。  そこで、道産カラマツ材の無垢材としての建築用途確立を目的に、画像処理技術を用いて、丸太木口面から得られるパラメータを基に丸太のねじれ発生を予測し、格付けを行うシステムの開発に対する技術支援を行いました。    

■支援の要点

  1. 画像処理を用いた格付け評価手法の検討
  2. 画像処理システムの開発
  3. 動作試験および実用化システム開発指針の検討
  4.      

 

■支援の成果

  1. 画像処理を用いた格付け評価手法の検討を行い、そのための画像計測処理手法を開発しました。
  2. 画像処理システムを開発して選木機に搭載し、画像計測が行えることを確認しました。
  3. 今後は、選木場での活用を目指したシステム開発を行い、実用化を進めます。

 

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