乳牛の機械搾乳難易性に関する試験
 第1報.搾乳性の日間および日内変動

塚本 達・曾根章夫・西埜 進

新得畜試研究報告 2.1-4(1971)

 搾乳性の日間変動を初産牛6頭について連続10日間,また,日内変動を初産牛12頭を用いて,分娩後30~210日の間に30日間隔で7回分房搾乳機により調査した。
搾乳性の日間変動は,前乳房乳量比がもっとも小さく,ついで2分間乳量%,最高搾乳速度の順である。平均搾乳速度はこれらよりやや変動が大きく,残搾量が最大であった。最高搾乳速度,平均搾乳速度および前乳房乳量比と全乳量との日間変動の間には,あまり強い関連性がみられなかった。搾乳性の日内変動は,搾乳間隔が異なる場合には,乳量が多い朝搾乳時の最高搾乳速度および平均搾乳速度が,夕搾時に比べて高い値を示した。
 以上の結果から,搾乳性は,残乳量をのぞけば,連続3日間の朝・夕いずれかの搾乳時に限定して調査することにより,ほぼ安定した値が得られるものと思われる。