肉牛の肥育に関する研究
 IV. ヘレフォード種の飼養方法の差異が牛肉の質におよぼす影響

新名正勝・清水良彦・森 鬨夫・宮川浩輝・三浦弘之・有賀秀子(帯広畜産大学)

新得畜産研究報告 7.23-30(1976)

 飼養方法を濃厚飼料多給型と粗飼料主体型に区分し,この差異が牛肉の質におよぼす影響を調査した。
 理化学的性状では濃厚飼料多給型が粗飼料主体型と比較して粗脂肪含量,明度,彩度で優れ保水力で劣った。また,飼養方法の差異にかかわらずハイドロキシプロリン含量,皮下脂肋の融点は体重との間に,総色素量は月齢との間に正の相関 (P<0.01)を示した。
 しかしながら,官能検査では,濃厚飼料多給型と粗飼料主体型の差異が認められなかった。