ホルスタイン種去勢肥育牛の生体測定値から求めた正肉量の推定

新名正勝・清水良彦・森 鬨夫、小堤恭平、岡田光男(農林省草地試験場)

新得畜試研究報告 9.1-6(1978)

 ホルスタイン種去勢肥育牛51頭を用いて,12の生体測定値から正肉量を簡便に求めることを試みた。その結果、次の回帰方程式が実用的な方法として得られた。

 Y(正肉量,kg)=0.399X(生体重,kg)+2.45
 重相関係数  0.85
 標準誤差   8.8

 本式の個々の冷と体重に対する 95%信頼限界は,冷と体重の平均値の点(587kg)と標準偏差の2倍の点(515kg,658kg)に多少の差異が認められたが,簡便法としての使用に差しつかえない程度のものであった。
 また、本式を用いて,新たなホルスタイン種去勢肥育牛36頭について,推定値と実測値の単純相関係数を求めたところ,0.98と高い値を示し,上記の95%信頼限界に全て入った。
 これらのことから、本式はホルスタイン種去勢肥育牛における515~658kgの生体重の範囲で,簡易的に正肉量を求める方法としての利用が考えられる。