とうもろこしサイレージの切断長が乳牛の反芻行動に及ぼす影響

岡本全弘・出岡謙太郎・坂東 健

新得畜試研究報告 10.33-36(1979)

 黄熟期のとうもろこしを設定切断長9.5,4.8ならびに15.9mmの3段階で細断し,3種のとうもろこしサイレージを調製し,この順序(それぞれ10mm期,5mm期ならびに15mm期)で4頭の乾乳牛に1日1頭当り28~30kgをそれぞれ10日間給与した。反芻時間は8日~10日目にラジオテレメトリにより連続24時間測定した。
 反芻時間および反芻食塊吐出回数は15mm期に比べて5mm期の値は有意に小さく,10mm期の値は両期の中間であった。反芻期数,1反芻期当りの反芻時間および反芻食塊吐出回数には差は認められなかった。また,微弱な反芻や偽反芻などの反芻行動の質的な変化は認められなかった。
 本実験の結果より,とうもろこしサイレージの切断長が反芻量に影響することが示唆された。