肉用型ショートホーン雄牛を用いた育成牛の各交配型における体格と体重の推移

細野信夫・荘司 勇

新得畜試研究報告 11.1-6(1981)

 肉用型ショートホーン(B型),乳用型ショートホーン(MB型),B型雄×M型雌(BM),B型雄×BM雌(B・BM)の雄4交配型,雌3交配型の子牛76頭を,1955年から12年間育成飼養し,雄15か月令と雌24か月令の測定値から計算した型差(TD)と還元品種相似係数(R.C.R.L)を用いて各交配型における体格と体重の推移を検討した。
 B型とM型雄間には大きなTDが認められたが,B・BM雄とB型雄間のR.C.R.L は33.14±3.81となり緊密な相似を示し,B型雄の体格と体重に極めて近いものとなった。
 BMとB・BM雌の体格と体重の推移は雄の場合とよく一致することが認められた。
 この結果,品種内で体格の大きなM型雌に小型なB型雄を交配することで,育成牛の体格と体重はB型に極めて近づくことが認められた。この結果は異品種間の累進交雑試験の成果ともよく一致した。