庇陰林及び放牧地に設置したダストバックの自由利用法の効果

工藤卓二・岸 昊司・八田忠雄・森 清一

新得畜試研究報告 11.13-17(1981)

 ダストバッグ(以下,DB)の自由利用によるハエ類防除効果に及ぼすDB設置場所の影響を知るため,1)DB強制利用牛群,2)庇陰林内にDBを設置した自由利用牛群,及び3)避陰林内にDBを設置した自由利用牛群を2期にわたり調査観察した。
 1期は28日間であり,供試薬剤は,I期には5%クマホス粉剤,II 期には1% Oisopropoxy phenyl N-methyI‐carbamate 粉剤であり,供試DBは雨除けのカバー付きのものであった。ハエ類の防除率は1週毎の放牧牛1頭平均ハエ類蝟集数から求めた。
 ノサシバエ(Haematobia irritans)の防除率は,どの牛群も極めて高く,また,どの牛群間にも差が認められなかった。ノサシバエを除くハエ類に対する効果は,いずれの牛群についても明らかでなかった。
 放牧地上のDB自由利用牛群は,供試当初の発咳及び各期の増体量の低下が認められた。