遺伝子座位を考慮したコンピュータ・シミュレーション・モデル利用による乳用雌牛選抜実験例

西村和行・古川 力

新得畜試研究報告 13.39-42(1983)

 長年月に要する育種改良においては,育種目標の設定および目標を効率よく達成させるための手段の選択が重要な鍵となる。特に,量的形質を対象とした育種計画においては,統計遺伝学に基づく育種理論適用性を検討するために,近年電算機による模擬実験が行われてきている。
本報告では,乳牛を対象として無脂固形分 (SNF)率と乳量,蛋白質率と乳量,及び乳牛の付加価値としての日増体量(DG)と乳量の2形質の組合せにおいて,各々の形質の選抜模擬実験を行い,期待遺伝的改良量(E.G.G)の推定を行った。