一肉専用種牛群における下痢症子牛の発見当日の血液性状

恒光 裕・工藤卓二・森 清一八田忠雄

新得畜試研究報告 14.21-26(1985)

 子牛下痢症が毎年多発している一牛群において下痢症子牛の発見時における生体内変化を知る目的で,発見当日の血液成分を正常子牛と比較検討した。下痢症子牛は正常子牛に比較し,血液pH,血液CO2分圧,血漿HCO3,血清Glucose,血清Naおよび血清Caの低下,PCVおよびBUNの上昇が認められた。
とくに臨床的に重度な下痢症子牛は血液pH,血漿HCO3,血清Naの低下,BUN の上昇が顕著であった。また下痢症子牛の63.1%の糞便からロタウイルスが検出された。