とうもろこしサイレージの切断長が乳牛の第一胃内発酵に及ぼす影響

出岡謙太郎・坂東 健・岡本全弘・原 悟志

新得畜試研究報告 14.37-39(1985)

 とうもろこしサイレージの子実には易発酵性のでんぷんが多量に含まれている。切断長の短かい場合には,子実の破砕により表面積が増すので,でんぷんは微生物による発酵を受けやすくなり,採食後の第一胃発酵が急速に起こるが,一方,反芻時間は減少するので,第一胃内の恒常性を保つ上で重要な役割を演じている唾液の分泌は減少すると考えられる。したがって,切断長の違いが第一胃発酵に影響を及ぼすことが予測される。
 本報では,設定切断長の異なるとうもろこしサイレージを乳牛に給与し,第一胃内容液のpH,アンモニア態窒素(NH3-N),揮発性脂肪酸(VFA)を測定した。