チモシー乾草とトウモロコシサイレージの採食比率が飼料摂取量および乳生産に及ぼす影響

坂東 健・出岡謙太郎・岡本全弘・曽根章夫

新得畜試研究報告 16.1-7(1988)

 ホルスタイン泌乳牛12頭を供試してラテン方格法により,チモシー乾草(1番草出穂揃期調製)とトウモロコシサイレージ(早生品種,黄熟期調製)の採食比率を乾物で75:25,50:50,25:75,および0:100の4処理として自由採食させ,飼料摂取量,乳量,乳粗成などに及ぼす影響について検討した。
 乾草のDCPとTDNの含量は,それぞれ5.5%,57.7%,トウモロコシサイレージでは4.5%,74.0%であった。粗飼料からの乾物およびTDNの摂取量,ならびにTDNの充足率は乾草主体で最も低く,トウモロコシサイレージの比率が高まるにつれて著しく増加した。
粗飼料からのDCPの摂取量は各処理間に大差なく,いずれも少なかった。実乳量および4%FCM量は乾草主体で最も少なく,トウモロコシサイレージの比率が高まるにつれて増加した。乳成分においても,乾草主体に比べてトウモロコシサイレージ主体においてやや向上する傾向が認められた。体重はトウモロコシサイレージ単用において最も多かった。