トウモロコシサイレージ主体飼養におけるマメ科牧草サイレージの併給が乳牛の飼料摂取量と乳生産に及ぼす影響

坂東 健・出岡謙太郎

新得畜試研究報告 17.13-19(1990)

 ホルスタイン泌乳牛12頭を供試してラテン方格法により,トウモロコシサイレージ主体飼養におけるアルファルファ主体1番草およびアカクローパ主体1,2番草サイレージの併給効果についてチモシー1番草サイレージの併給を対照にして比較検討した。
 チモシー1番草サイレージの併給に比べて,(1)アルファルファ主体1番草サイレージの併給では乾物とDCPの摂取量,実乳量が有意に多かった。(2)アカクローバ主体1番草サイレージの併給ではDCPの摂取量が有意に多く,実乳量も多い傾向にあったが,乳脂率は有意に低くかった。(3)アカクローバ主体2番草サイレージの併給では4%FCM量が有意に少なかった。
 以上の結果およびサイレージのミネラル含量から,トウモロコシサイレージ主体飼養において本試験で併給した牧草サイレージのなかではアルファルファ主体1番草が最も優れており,次いでアカクローバ主体1番草,チモシー1番草の順であり,アカクローバ主体2番草はこれらよりも劣ると考えられた。