乾草または低水分牧草サイレージを組合せたトウモロコシサイレージ主体混合飼料の泌乳牛とめん羊による消化率の比較

出岡謙太郎・岡本全弘・原 悟志・伊東季春

新得畜試研究報告 17.59-61(1990)

 牛用飼料の栄養価はめん羊による消化試験の値を用いて算出することが多い。これは牛による消化試験が経済的,労力的に負担が大きく飼料も大量を必要とするためにやむをえずとられる措置であり,牛とめん羊による消化率を区別した方がより正確である。
 著者らは,トウモロコシサイレージ,トウモロコシサィレージを主体とする混合飼料2).乾草と低水分牧草サイレージ,小麦稈と豆殻について,乾涸牛を供試し乳牛とめん羊の消化率を比較したが,乾涸牛と泌乳牛では飼料摂取量が異なり消化率に違いが生じるとされており,泌乳牛についてめん羊との比較は未検討であった。  そこで,乾草または低水分牧草サイレージを組合せたトウモロコシサイレージ主体混合飼料について,泌乳牛とめん羊による消化率の比較を行った。