北海道和種馬における乾草とエンバクの消化率

杉本 昌仁・佐藤 幸信・川崎  勉

新得畜試研究報告 20.11-17

 北海道和種馬の飼料の利用性を調べる目的で,乾草とエンバクを用いた消化試験を実施した。
 4頭の北海道和種馬を供試して2回(試験1,試験2)の消化試験を実施した。試験1は乾草のみを給与した。試験2は乾草と圧ぺんエンバクを給与した。用いた乾草はオーチャードグラス主体1番刈乾草で,設定切断長1cmに細切して給与した。飼科の給与量はNRC飼養標準の維持TDN要求量とした。消化試験は酸化クロム法で行い,予備期7日と本期3日とした。本期3日間で飲水量の測定も実施した。
 試験1に比べ試験2の方か消化率は高くなった。乾物消化率は,試験1.試験2でそれぞれ47.1%と56.5%であり,エンバクを併給することにより消化率の向上がみられた。本試験におけるTDN摂取量は試験1,試験2でそれぞれ2.5kg/日および2.8kg/日となった。飲水量は,27~38kg/日であった。