トウモロコシサイレージ主体飼養が乳用後継牛の乾物摂取量に及ぼす影響

糟谷 広高・黒沢 弘道・原  悟志・大坂 郁夫・小倉 紀美・遠谷 良樹

新得畜試研究報告 21.25-28

 育成期におけるサイレ-ジの給与は,反芻胃の発達阻害や体型的なくずれの誘因となることが従来から指摘されており,また,乾物摂取量が低下するとの報告があるため推奨されておらず,乾草の単用給与が慣行の飼養法となっている。しかし,トウモロコシサイレージの場合,乾草との混合給与により乾物摂取量が増加したとの報告もあり,必ずしも一致した見解には至っていない。北海道の畑作酪農地帯での主要自給飼料であるトウモロコシサイレージは,嗜好性が良く,その高エネルギー価から濃厚飼料の代替効果が期待できるなど多くの利点を備えているため,我が国でも,従来から泌乳期や乾乳期における給与効果の検討が行われているが,育成期全般にわたってその給与効果を検討した報告はない。
 そこで,本試験ではトウモロコシサイレージ主体給与が乳用後継牛の乾物摂取量,反芻胃機能に及ぼす影響を明らかにするため,乾草併給時におけるトウモロコシサイレ-ジの給与効果について検討した。