黄色ブドウ球菌に対するモノクローナル抗体の作製および同抗体を用いたELISA法による牛の乳汁由来黄色ブドウ球菌の検出

平井 綱雄・恒光 裕・工藤 卓二・米道 裕爾・森 清一

新得畜試研究報告 22.1~8

黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus )の標準株の一つであるSta. aureus Wood46 に対するモノクローナル抗体を作製した。このモノクローナル抗体はSta. aurens Wood46 の他、これも標準株の一つであるSta.aurens CowanⅠとの反応が認められたのに対して、Staphylococcus intermedius, Staphylococus epidermidis, Staphylococus hyicus,Staphylococcus xylosus, Staphylococcus agalactiae, Streptococcus dysgalactiae,Streptococcus uberis およびEscherichia coli の標準株との反応は認められなかった。このモノクローナル抗体とウサギの免疫血清から作製した同菌に対するポリクローナル抗体を用いたサンドイッチELISA法によるSta. aureus Wood46, Sta. aureus CowanⅠ および牛の乳汁から分離されたSta,aureusの検出について検討した結果、標準株および野外株ともに1O7ないし108CFU/ml以上の濃度で検出が可能であることが明かとなった。