泌乳初期におけるビートパルプペレットの給与割合の違いが乾物摂取量、第一胃内容液性状および乳生産に及ぼす影響

大坂 郁夫・原 悟志・糟谷 広高・小倉 紀美・遠谷 良樹

新得畜試研究報告 22.9~16

 泌乳初期(分娩当日から14週)のホルスタイン経産牛16頭を供試して濃厚飼料からビートパルプヘレットヘ代替する割合が異なる3種類の混合飼料(ビートパルプ割合O%:BPO区、15%=BP15区、30%:BP30区)給与が乾物摂取量、第一胃内容液性状および乳生産に及ぼす影響を比較検討した。第一胃内容液の酢酸割合はビートパルプ給与割合が高まるとともに上昇し乳脂肪率もビートパルプを給与した区で高まる傾向を示した。しかし、BP30区は乾物摂取量が有意に低かった(p<O.05)ためにTDN要求量を充足せず・乳タンパク質率が低下する傾向にあった。
 泌乳初期に粗濃比を50:50とした混合飼料で濃厚飼料の15%をビートパルプペレットに代替する給与は、乾物摂取量を低下させずに第一胃内発酵や乳成分を安定化させるのに有効と考えられた。