馬におけるチモシー乾草・サイレージの栄養価および可消化エネルギーの推定

前田 善夫・出口 健三郎・田村 忠

新得畜試研究報告 21.17~24

 馬の主要な飼料である乾草および今後利用が期待される牧草サイレージについて採食量、栄養価を調べた。また、飼養標準ではエネルギーの要求量は可消化量で示されているため、可消化エネルギーの推定方法を検討した。チモシーの1,2番草の乾草およびサイレージを北海道和種馬に給与し、消化試験を実施した。その結果、同一草地から同一時期に収穫調製した乾草およびサイレージの採食量、栄養価に差は見られなかった。馬の維持に要するエネルギーを満たすためにはチモシー早生品種の1番草は出穂期に、2番草では生育日数60日以内に収穫する必要がある。司消化エネルギー(DE)含量と低消化性繊維(Ob〕含量との間にはDE=-O.038xOb(%)十4.38(r=-0.898)の関係があった。この式からDE含量の推定が可能であると考えられた。