02-2 砂丘未熟土(02)

(ポドゾル)

宗谷管内浜頓別町、野草地、1997

 海岸沿いの砂丘地の砂質土壌で、北海道方式の分類ではポドゾルと言う珍しい土壌に該当するものです。ポドゾルとは、寒冷湿潤な針葉樹林下に生成される土壌で、腐植を含む表土の下に鉄分や腐植が抜けて漂白化した土層があり、さらにその下には鉄分、腐植が集積した、堅くて赤褐色となった土層がみられます。これは透水性の良い砂質の土壌に生成されやすいものです。ポドゾルは日本では本州の高山地帯にも分布しますが、低地で見られるのはこの地帯の砂丘だけで、土壌学的には天然記念物クラスの、非常に貴重なものです。この地域では農地としては草地に使われています。
 この断面は、表土(腐植層,深さ0~3cm)の下に漂白層(3~17cm)があり、さらに下に鉄・腐植集積層(22~38cm)があり、土色は2.5YR6/8で赤味が強く、土壌硬度計では24mmとかなり硬くなっています。