03-21 淡色黒ボク土(03E)

(火山放出物未熟土)

釧路管内弟子屈町川湯、未耕地

 粗粒火山灰土壌の中でも、特に粗粒な軽石が大量に堆積した土壌です。道内には道南の佐原町、鹿部町(駒ヶ岳系)、苫小牧市(樽前系)などにこれと類似した土壌が見られます。農地利用としては最も障害の大きい火山灰土壌です。粘質土の客土が一部で行われており、道南地方では畑地かんがいも行われています。この地域では草地利用が主です。
 この断面はほぼ全層カムイヌプリ系の粗粒火山灰からなる土壌です。最表層(0-11cm)には樽前a層、駒ヶ岳c層が薄く堆積しています。その下は1m以下までカムイヌプリ(Km-5a)層の粒径の大きい軽石が厚く堆積しています。カムイヌプリ火口起源の新しい軽石層は1aから5aまで5層が確認され、以前は摩周b層(Ma-b1~b5)とも呼ばれ、約1000年前に噴出されました。特に5aは多量に噴出され、川湯近辺では50~100cmの厚さで堆積しています。