03-8 表層腐植質黒ボク土(03D)

(未熟火山性土)

釧路管内弟子屈町

 腐植含量は多く、かつ腐植層の厚さは25cm程度の火山灰土壌で、主体をなす火山灰には軽石、未熟灰質、軽しょう質、ローム質など様々なものがあります。十勝、網走、根室、釧路に多く分布します。一般に物理性は良好ですが、微量要素が少なく、軽石質の火山灰は保水性、保肥力が劣り、軽しょう質、ローム質は保水性は良いがリン酸固定力が強い傾向です。改良策は、それぞれの火山灰の構成に応じて、混層耕、改良反転客土耕、心土肥培耕などを行います。この地域では草地として利用されています。
 この断面は、表層35cmまでは主にカムイヌプリ系の軽石、未熟火山灰(km-1a,3a,4a)からなる土壌で、最表層には樽前a層も混在していると思われます。Km-4a層は桃色がかった白色の特徴ある層です。以下35~42cmにある灰白色の層は美留和層と呼ばれており、噴出源は不明です。その下はkm-c,d層で63~85cmには摩周f1層の腐植層があります。