05-4 淡色黒ボクグライ土(05C)

(湿性火山放出物未熟土、下層泥炭)

胆振管内厚真町美里、転換畑、1990

 排水不良地に火山灰が堆積してできた土壌で、地下水位が高く、グライ層あるいは泥炭層が存在します。改良策としては暗渠の整備が第一で、有機物の施用、石灰、リン酸などの資材の施用も有効です。粗粒火山灰層が厚い場合は粘土客土が行われます。この地域では水田として利用されています。
 この断面は、湿地に樽前系粗粒火山灰が堆積した土壌で、前出の04-2(淡色多湿黒ボク土)と同じタイプですが、下層の泥炭層の出現位置が浅いため黒ボクグライ土の一種となります。表土(0-25cm)は粘土客土がされていないか、あるいは客土量がわずかと考えられます。以下25-35cmはTa-a、35-64cmはTa-bの粗粒火山灰で、水の影響のため、50cm前後に非常に明瞭な斑紋(鉄さび)の集積が見られます。64cm以下は分解良好な低位泥炭層で、調査時の湧水深は75cmです。