06-1 細粒褐色森林土(06A)

(暗色表層酸性褐色森林土)

空知管内長沼町、中央農試果樹園、1989

 名前の通り森林地帯(丘陵、台地)の傾斜地に普通に見られる粘質の黄褐色の土壌です。ほぼ全道的に分布しますが、網走、上川管内に特に多いです。一般に褐色森林土は排水は良く、丘陵では礫質のものが多いですが、台地では粘質のものが多いです。灰色台地土よりは乾性の土壌ですが、排水改良が必要となることも有ります。改良策としては、暗渠による排水改善や有材心土改良耕などの他、砂や粗粒火山灰の客土なども行われます。この地域では畑地、水田として利用されています。
 この断面は、中央農試裏手の台地末端地形にある、ゆるい傾斜のリンゴ園の土壌です。表層35cmは腐植が集積して黒褐色をしており、これは表層に古い火山灰が混入しているためと考えられます。下層土の色は黄褐色で、60cm以下の層には礫が含まれ、腐朽した砂岩も見られます。土の母材(母岩)は第三紀層の砂岩、頁岩類です。