06-3 細粒褐色森林土(06A)

(暗色表層酸性褐色森林土)

網走管内美幌町

 名前の通り森林地帯(丘陵、台地)の傾斜地に普通に見られる黄褐色の土壌です。網走管内では訓子府町から網走市にかけての、主として排水の良い丘陵地に多く分布します。第三紀の岩石が母材で、一般に粘質で、排水は比較的良好です。この地域では畑地として利用されています。
 この断面は表層に火山灰を混入していることもあり、腐植が集積し、表層は土壌構造が発達しています。営農上は、塩基養分やリン酸が少ないこと、pHがやや低いことなどがかつて問題でしたが、耕作期間が長い場合には改善されている例も多く、余剰水の速やかな排水のため暗渠などの対策が重要となってきます。また、傾斜地形が多く、地域によっては大小の礫が多く含まれることもあるため、耕地としての利用は限られています。なお、網走地方南部には下層土が塩基に富む褐色森林土が分布しています。これは、降水量が少ないことが影響しているものと考えられています。