07-6 細粒灰色台地土(07A)

(疑似グライ土)

網走管内湧別町

 一般に重粘土と呼ばれる、堅く粘質で、排水性・保水性ともに不良な土壌です。網走管内では佐呂間町以北のオホーツク海沿岸の段丘上に広く分布し、主に海成粘土層を基にできたものです。
特に、土壌水分が低い場合は非常に堅密で、逆に水分が多いと付着性が強くなり、作業に適した水分の幅が小さい特徴があります。透水性が不良なため、断面を見ると、畑条件でも空気は主に亀裂にそって入るため、下層には酸化鉄による斑紋がはっきりと認められます。この地域では畑地、草地として利用されています。
 改良策としては、心土破砕や心土改良耕(過剰水の排水促進や根域の拡大)、深耕・チゼル耕(作土層の拡大)、粗大有機物の投入や砂質土の客土(腐植含量、粗大孔隙と有効孔隙の増加、土壌重量の低下)などがあります。また、一般にPHが低く、土壌養分も少ないため各種資材の施用に留意する必要があります。