11-2 細粒暗赤色土(11A)

(暗赤色土)

上川管内剣淵町、林地、1974

 丘陵地にある粘質で赤味の強い、古い土壌で、安山岩質の火砕岩(従来は集塊岩と呼ばれた)からなっています。上川管内は全道で最も暗赤色土の分布が広く、剣淵町の他和寒町、士別市などに分布しています。灰色台地土やグライ台地土よりは乾性の(排水の良い)土壌ですが、粘質で堅いため、暗渠排水や心土破砕などが有効です。この地域では畑地として利用されています。
 この断面は、表土の腐植含量は少なく、下層土は粘質で硬く、礫を含んでいます。84cm以下は礫層です。全層赤味が強く、下層土(38~84cm)の色は2.5YR4/6と非常に赤い色となっています。赤味の強い色は鉄の酸化物が多いためで、これは火山活動による熱の作用でできたものとされています。この他に、非常に古い時代の熱帯気候条件下で生成された赤色土が、化石的土壌として温存されて現在に至っているものもあると考えられています。