12-3 中粗粒褐色低地土,斑紋なし(12B)

(褐色低地土)

石狩管内札幌市丘珠、タマネギ畑、1990

 中粗粒質の褐色低地土は全道各地に分布し、特に十勝管内に多く分布します。
 これは豊平川、伏篭川流域の新しい沖積土壌で、排水の良い、中粒質(壌質~やや粘質)で黄褐色の肥沃な土壌です。この地帯は北海道のタマネギ畑の発祥の地で、明治以来、長い間にわたって栽培され続けています。このように肥沃な褐色低地土は「タマネギ沖積土」と呼ばれ、空知中・南部、北見周辺にも見られます。
 この断面は、表土の腐植含量は少ないですが、保肥力が高く、石灰含量が多く、塩基飽和度も高くて化学性が良好です。44cm以下に不鮮明な斑紋が少し見られ、83cm以下は明瞭な斑紋が少し見られます。地下水の影響を受けていると思われます。