Q.11)
 土地改良や土層改良により土壌の性質は変化しますが、土壌の分類も変わることになるのですか。

A.11)
 火山性土に対する混層耕、泥炭土に対する客土、あるいは、農地区画を大型化、平坦化するための地形の修正等により、土壌は大きく変化を受け、当然その分類上の位置づけも変わってきます。土壌分類では、このように人間の手によって大きく変えられたものを造成土(人工土壌)と総称しています。水田土壌も広義の造成土壌といえます。
 例えば、表土の無機質層(客土層)の厚さが10cmの泥炭土に、新たに山土客土を30cm行ったとすると、この土壌は(分類上は)泥炭土ではなくなってしまいます。あるいは、ガラガラの軽石からなる表土と、腐植が集積したローム質の心土を混層すると、土層の性質は以前とは大きく変わってしまいます。このように、農耕地を対象とした土壌分類では、この造成土の問題は、特に北海道においては避けては通れない問題となりつつあります。現在のところは論議や調査が不十分な状況です。さきに述べた土壌分類の中では、造成台地土と造成低地土の2つが土壌群として加えられ、それより下位の分類の段階で”造成相”や”造成区”をつけ加えることが提案されています。(Q.31参照のこと)

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