Q.28)
北海道方式の土壌分類法(北海道農牧地土壌分類)もありますが、その概要を教えて下さい。 また、なぜ独自に作ったのですか。いったいどちらを使えば良いのでしょうか。

A.28)
 道内の土壌調査の関係者が協議して作った北海道独自の分類方式を北海道農耕地土壌分類と言います。これは、未耕地(農耕可能地)も対象に含めた分類案で、昭和49年に1次案をまとめた後、50年に2次案として成績会議で公表されました。これは、全国方式(2次案)の公表の2年前になります。さらに昭和60年に北海道農試により改訂を受け、現在では2次案改訂版となっています。
 独自の分類法式を作ることになった主な理由は、北海道の土壌の特徴をうまく表す適当な分類方式が当時はなかったことによります。大分類として未熟土を設定したこと、火山灰土壌の分類を北海道の実態に合わせたこと、などに特徴があります。この二つの方式をごく簡単に比較しますと、北海道の土壌の特徴を良く表してはいるが全国的には通用しづらい方式と、北海道の土壌への適応は余り良くないが、農業行政や学会等でオーソライズされていて全国的に使われており、”共通の言葉”として通用する方式、と言うことになります。
 現状では、全国方式を原則として使い、特に北海道の特徴ある土壌を表現したい場合には( )内に北海道方式を併記する、と言うやり方が良いのではないでしょうか。北海道方式だけで表記するのは土壌の専門家以外の人や他都府県の人には理解しづらいと思います。
 中央農試の土壌資源科では、これまでに調査された約3600の土壌区(各市町村の土壌図の最小区分単位)に対して、さきに述べた「北海道土壌区一覧」で、全国方式(2次案)と北海道方式(2次案)の両方で分類名を記載してありますし、さらに、パソコンを用いてそれらをデータベース化してありますので、様々な形での検索もできる様になっています。

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