キャベツの黒すす病菌による立枯れ症状      

 平成15年6月、南幌町のキャベツ、「プラディーボール」のセル成型苗で、胚軸部に亀裂褐変を生じ、子葉が黄化、脱落する症状が発生した。子葉および本葉には黒点がわずかに認められた。胚軸の亀裂部位および葉の黒点から、Alternaria brassicicola が分離され、キャベツの黒すす病菌による苗立枯れ症状と診断した。

 また、6月中旬〜下旬には、定植後の本圃でも立枯れ症状が発生し、地際胚軸部の褐変、くびれが認められ、同菌が分離された。本病は高温で発生しやすく、主に本圃において結球葉に発生する病害として知られるが、西日本では、近年普及してきたセル成型苗で、育苗期に発生しやすいと報告されている。

                 (中央農試病虫科、防除所)

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