ブロッコリーのべと病                

 平成11年に共和町,平成15年には伊達市,南幌町,滝川市などでブロッコリーの葉に黄化した不正形病斑が発生した。
 症状ははじめ葉脈間に黒褐色の微小斑点が生じる。小斑点は次第に拡大・融合し,不正形病斑となり,病斑の周囲は黄化するようになる(上図)。葉の裏面に灰白色のかびが生ずる。

 このかびは気孔部から抽出する分生子柄と分生胞子で,分生子柄は数回又状に分岐し,先端に分生胞子を生ずる(下図)。これら胞子懸濁液をブロッコリー(「緑嶺」)に噴霧接種したところ,同様の症状が再現された。また,アブラナ科植物13種の子葉に分生胞子を噴霧接種した結果,ブロッコリー,キャベツ,カリフラワーおよびはぼたんで高率に発病が認められた。以上の結果から,Peronospora parasitica (Persoon:Fries) Friesによるべと病と同定された。

               (花・野菜技術センター病虫科)

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