トウキのコウノフタオアブラムシ

 平成16年9月、訓子府町のトウキ栽培ほ場で、新葉部分にコロニーを形成する緑色のアブラムシが認められ、コウノフタオアブラムシCavariella konoi Takahashiと同定された(中央農試:鳥倉同定)。

 中心部の抽出新葉に集中して寄生する傾向が見られ、生育がすすみ葉が展開すると寄生が認められない場合が多く、寄生株率は10%程度であった。

 本種は、冬寄主がヤナギ属、夏寄主がセリ科植物の移住性、完全生活環をとると推定される。トウキにおける発生経過は不明であるが、発見時の展開葉には新葉時の寄生の影響と思われる変形が認められるものもあり、より早い時期から寄生するものと考えられた。

 なお、トウキには本種以外に、ジャガイモヒゲナガアブラムシ、ワタアブラムシ、モモアカアブラムシも認められたが、いずれも寄生数は極少なかった。

(北見農試病虫科)

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